人間ドックと言うと病院などに泊まり込みで身体の隅々まで精密検査を受けて健康状態の確認を行うと言うイメージを持つ人も多いものですが、人間ドックで行われる検査と言うのは、身体の隅々と言っても幅広い検査を全て行うのではなく、重要とされる検査を行って健康状態の把握を行うと言う特徴を持ちます。仮に、身体の隅々までくまなく検査を行うとなれば、1泊2日では到底すべての検査を受けることは出来ないと言われているのです。また、人間ドックには半日ほどで検査を終えるコースや1日かけて検査を行うコース、そして宿泊をして2日間かけて行うコースなどが用意されており、健康診断と同じように数時間ほどで検査を行えるコースも有るのです。健康診断と異なる点というのは、血液検査を例にして言うと、健康診断よりも詳しい血液検査を行う点にあります。
また、身長、体重、聴力、視力、心電図、血液検査、尿検査、便検査、肺のレントゲンと言った検査が主流となり、健康診断では40歳を超えた人の場合はバリウムを利用して胃の検査を行う事になります。これ等の検査は人間ドックでも行われるのが特徴ですが、ドックでの検査はこれ以外にも複数の検査を併せて行うため、より詳しい検査を行えると言う特徴を持つのです。また、人間ドックの場合は標準の検査に加えて、気になる部分の検査を行うことが出来るオプション検査も行えるのが特徴で、通常の検査に加えてPET検査を受けることで小さなガンの早期発見に役立てることが出来るのです。