お金で買えない幸せがあるとしたら、それは健康ではないでしょうか。人間の平均寿命は年を追うごとに長くなってきていますが、延命そのものが幸せと直結しているかどうかまだまだ疑問が残ります。健康であること、普段どおりの生活ができること、食事が美味しいこと、そして家族と一緒にいられること。まさに無償の幸せとはこのことでしょう。
健康の維持に必要不可欠なのが、病気の早期発見です。特に重大な病気ほど早期発見にこしたことはありません。そんな早期発見を実現するのに有効なのが人間ドックです。聞いたことがないと言う人はほとんどいないでしょうが、いったことがない人は結構いるようです。
人間ドックはけっして敷居の高いものではありません。従来の健康診断をより精密にしたものと、血液検査、胃カメラなどの特殊な機器を使った精密検査で体の細部を調べるのです。胃カメラが苦手という人は結構いますが、現在では鼻から入れていくものもあり、体への負担は随分と軽減されています。年に１度、人間ドックを受診すれば、例えばガンであったり、肝炎であったりと、重大疾患の早期発見につながります。
人間ドックで問題ないという結果が出れば、何事にも替えがたい安心感が得られますし、仮に要検査となっても、正式に病院で精密検査を受けるきっかけになります。なかなか足が向かない人間ドックですが、皆様のこれからの年間恒例行事になれば、健康と長寿命がいいバランスになるかもしれません。