がんを早期発見したいと考えた場合に有効なのが、定期的ながん検診です。がんというのは、凄いスピードで進行していく為、1年に1回程度の検診では、発見しても既に手遅れ状態になっているのではないかと考えてしまう人も少なくないでしょう。ですが、がんが凄いスピードで進行するのは、若い人ががんになった場合です。30代後半から40代のがんが増えてくる年代になると、がんになる人自体は増えても、がんの進行は緩やかになっていきます。
ですから、体にがんが出来ても、体に影響を与えるまでに数年かかる事も少なくありません。がん検診では、発見できるサイズまで大きくなったがんしか発見できません。出来た時点で、発見できなければ見落としではないかと考えてしまう人も少なくありませんが、毎年検診を受けていれば、そのがんが成長し発見できるサイズになった時点での発見が可能となります。発見可能になったばかりのサイズであれば、早期発見となり、それにより、簡単な治療でがんを治す事が可能となります。
現在、がんは治る病気とされています。ですが、治る病気と呼ぶには、がんを早期発見する事が何よりも大切になってきます。早期発見が出来なければ、治療が困難になるだけでなく、命に関わる事も少なくありません。ですから、いつまでも健康でいたい、がんになってもしっかりと治療をしたいと考える場合、定期的にがん検診を受け、がんの早期発見を目指していく事が大切です。